旅するデザイナーブログ

Wandering_Designer’s blog

世界中どこを旅していてもきちんと働けることを目指して12年。今では好きな時に好きな場所で仕事をしています。しかし、皆が憧れるような「旅するような自由な時間」を持つどころか「いつでも仕事」「いつでも子育て」という状態で、息苦しい毎日。後回しにしていた「やりたいこと・言いたいこと」にも少し力を注いでみよう。それが健全な生活な第一歩かもしれない、と思い立ち、記録としてブログを始めてみることにしました。

【短時間観光】秋の木曽福島をつまみ食い

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  • 目的:忙しい毎日からの逃避
  • 目的地:木曽福島名古屋市中心部より約1時間30分)
  • 日時:11月5日 8:45→17:30(8時間45分)
  • 実観光時間:のんびり5時間
  • 費用:約13,000円(内訳:交通費9,320円+昼食代1,400円+お土産代2,000円)
  • 天気:晴れ
  • 交通手段:名古屋地下鉄+JR電車
  • お得すぎる切符:木曽路フリー切符
    区間乗り放題+木曽路バス・タクシー・レンタカー利用料4,000円分付!+木曽路お買い物券2,000円分付!+15の観光施設入場券
目次

 

初短時間観光の目的地は「木曽福島」。

木曽町福島には中山道37番目の宿場、福島宿があります。江戸時代には多くの旅人が歩いた中山道の中心部です。 木曽路ともと呼ばれ、この辺りは幾重もの山や峠を越える、険しい街道として知られていました。

福島宿は、大規模な奈良井宿妻籠宿と比べるとこじんまりしていますが、その分、地元の方との直接的な交流など、土地に密着した観光ができる場所のように思いました。

東海道と比べ、交通の面でやや不便な位置にある木曽路はノスタルジックな雰囲気が点在していて、日常と違った雰囲気を味わうにはよい場所かと思います。

初の短時間観光先として木曽福島を選んだきっかけは、私がグラフィックデザイナーとして、創業セミナー参加者募集のチラシデザインを担当した際、たくさんの美しい風景や、魅力ある土地柄を知る機会があったことです。(木曽町・王滝村では起業する人を公的に支援しています。)チラシ内で「名古屋から電車で1時間30分」と記載しましたし、これは、半日バケーション可能範囲なのでは!と、まずは、行ってみることにしました。

下準備もそこそこだったので、強欲にこの地域の見所をくまなく回るというより、木曽福島駅近辺をのんびり散策してみました。



(1)信州木曽:ふるさと体験館 https://taikenkan.jp

木曽福島駅からの移動:タクシー(木曽フリー切符内のタクシーチケットを利用して無料:往復約4,000円分)

信州木曽:ふるさと体験館

ふるさと体験感は、地域の記憶を刻む廃校の木造校舎を利用した施設で、木曽の山里に受け継がれてきた木曽ならではの体験や人の交流ができます。

今回は予約無しの弾丸旅行だったので、見て回るだけでしたが、予約すれば、様々な体験ができます。時間的に手軽なものが多いので、短時間観光でも十分に楽しめます。大人にはノスタルジックな味わいが魅力ですが、小学校低学年ほどの子供には体験自体を純粋に楽しめる施設だと思います。

どこか懐かしい木造校舎を散策した後、手打ち蕎麦をいただきました。名古屋では美味しい蕎麦と出会える機会はまずないので、心から美味しいと思えるできたて手打ち蕎麦で満腹になれるのは貴重です。

1:木曽地域の郷土食「すんき蕎麦」。日本を代表する発行食品「すんき」は苦手な方もいるとのお話でしたが、私にはとってもおいしいカブの葉の漬け物という感じで、大好きな味でした。しかも漬け物なのに塩は使われておらず、乳酸菌がたっぷり。美容と健康と美食におすすめです。

2:地酒「七笑(ななわらい)」もいっしょにいただきました。ワンカップだったし、期待していなかったけれど、値段以上の味わい。これは買いです!日本酒嫌いの方や外国人にもおすすめしやすい味。

3:木造校舎内と機織り施設。なかなか見る事も触ることも無い、昔ながらの織機でコースターやランチョンマットなどを手作りできます。時間があれば体験したかった・・・。

4:施設裏のキャンプ&バーベキュースペース。紅葉する山が圧巻。山自体に別の山の影が映っていて、自然に囲まれてる感が満載。



(2)福島宿<上の段地区> http://www.kankou-kiso.com/spot/spot_fukushimajuku.html

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宿場町の懐かしい雰囲気を楽しめます。とはいえ、狭い範囲なので、私のようなにわか旅行好き&なんちゃって歴史好きレベルでは、雰囲気を味わえる程度。(知識が有る人には興味深い場所)しかしながら、時間をかけられず、ちょこっと雰囲気を楽しむには適切な場所です。なかなかよさそうなレストランも入っていたので、次回訪れる時は、この城下町で舌鼓を打ってみるのもよさそう。

5:福島宿上の段地区



(3)お土産購入+カフェ休憩

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6:おそばランチでちょこっと飲んだ地酒七笑が美味しすぎたので、子供が寝静まってからの一人晩酌用に購入。おすすめいただいた辛みそも酒の肴として購入。

7:甘味処:菓子蔵 喜しろう (カシヤ キシロウ) 。おいしいおまんじゅうとドリンクでちょっと休憩。この町の方は皆さんどこかのんびり温かく、カフェもまた落ち着ける雰囲気。(目的の木曽町福島宿の秋の味覚「栗子もち」は売り切れ)



(4)足湯休憩+おやつ

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急げば日帰り温泉で全身浸かることもできましたが、帰りの電車時刻を気にしながらばたつくのもなんなんで、足湯休憩しました。

近くの御菓子司 田ぐちで、この地域の名物甘味「栗子もち」を購入。味わいながら紅葉を眺めながらの足湯。ぼーっと過ごした小1時間は、子育てに追われ、仕事にも追われるワーキングママとしては貴重な「何もしない時間」となりました。

東京からいらしたおじさま方との旅らしい交流もあり。「こういう足湯はテレビでは観るけれど、実際入ってみるのは初めてでね」と気恥ずかしそうに話されていましたが、同じく私も初めてでした(笑)



・まとめ

名古屋から思い立ったら行ける距離に「木曽福島」はあります。今回は駅近辺で「蕎麦」「歴史」「甘味」「温泉」を巡り、半日旅行としては王道コース。次回は開田高原木曽馬の里で馬に乗ったり、地酒比較なんかも楽しいだろうなと思っています。



・気になったこと

名古屋からの交通手段「ワイドビューしなの」は、乗り物に若干弱い私は酔いました。「振り子式電車」のため、酔いやすいとのこと。この旅行から一日経った今でも少し頭がクラクラしてます。なるべく真ん中窓側の席の利用と、パソコン・スマホ、本などで乗車時間を過ごさず、景色を眺めて過ごすことをお勧めします。

木曽路フリー切符は、これ以上ないほどお得で大変満足していますが、お買い物券で購入できる商品が限られていて、本当にほしいものはお買い物券では購入できませんでした。