旅するデザイナーブログ

Wandering_Designer’s blog

世界中どこを旅していてもきちんと働けることを目指して12年。今では好きな時に好きな場所で仕事をしています。しかし、皆が憧れるような「旅するような自由な時間」を持つどころか「いつでも仕事」「いつでも子育て」という状態で、息苦しい毎日。後回しにしていた「やりたいこと・言いたいこと」にも少し力を注いでみよう。それが健全な生活な第一歩かもしれない、と思い立ち、記録としてブログを始めてみることにしました。

月収100万円超えを子育てしながら実労働で稼ぐことが、いかに大変か。もうへとへと。

私は0歳と2歳の子供を育てながら、フリーランスグラフィックデザインの仕事をしています。

元々我が家は、夫より私の方が収入が倍ほどありました。しかし、稼ぎ頭の私が妊娠・出産・子育て(保育園に入る前)で、収入が極端に減ったことで、我が家の家計は崩壊。貯金をこれでもかというほど切り崩しました。

次女が保育園に入ることを機に、貯金の穴埋めと、今後の展望のため、目一杯動こうと張り切っていたのは、半年前。

 

そして今、へとへとになった私がいます。

 

妊娠・出産・子育て・再妊娠・再出産やらで疲労困憊な身体。ここ数年、毎晩子供都合で3回ほど起こされ、慢性的な睡眠不足。

子供は体調を崩すたびに保育園を休み(=働けない)、保育園に行きたくないとダダをコネ、連れて行くのが遅くなったりするワケで、全ての物事がスケジュール通りにすすみません(これは地味にストレス)。

両親は遠くに住んでいるし、夫はそういう子供の問題のために、私の代わりに自分が仕事を犠牲にしてみようなど、考えたこともないでしょう。なぜなら、私がフリーランスで、時間を調整できると思っているから。

世の中では、母への理想(母になっても輝く女性・きちんとした母親・愛のある家庭・子供への躾と教育)・働く女性への理想(自立した女性・男女均等)が唱われています。それらはなんだかキラキラ輝いて見えます。

私自身、子育ては大変だけど自分を育てることに繋がる・子供の特性を見て伸ばすべきところ伸ばしたい・子供がいるからと甘んじず、社会人としてきちんとした対応をしたい・時間はないのではない作るものだ・自分自身をプロデュースする必要性があるなど理想が巡っていました。そして、私はそれらを全て実行しようとした。

 

でも、これ、ムリゲーだったんです。

 

子供が保育園に行っている間が私の働ける時間です。会社員でいう「残業」の時間は確保できません。子供が居なかったころは、睡眠時間を削るということもできましたが、現状すでに削られている状態ですから、睡眠時間を当てにする事もできません。

振り回されるスケジュールの中、確保できた少ない時間で、多くのことを達成をする必要がありました。丁寧な仕事が私の売りですから、削れる作業工程は削れるだけ削るけれど、品質は落とさない。

その結果、お客様に満足いただき、月収200万円に迫る収入を得る事ができました。子供への手作り料理や、密なコミュニケーション、特性に合わせた習い事へも通わせることもできました。

 

「やればできる!」そう思ったのもつかの間・・・。

仕事にミスが出るようになってきました。頭の中がぐちゃぐちゃなんです。

そして、家の中もぐちゃぐちゃになってしまいました。

家の中を裸足で歩けば足裏に埃がつき、洗うべき食器は溜まり、切れた電球はそのままで、洗濯物は洗うものも洗われたものも山となり、食事はコンビニに頼り、スケジュールは混乱し、病気になり、化粧をせずにぼろぼろの身なりで出かける。

これが月収100万円超えの生活・・・。ハウスキーピングを依頼してもよかったのでしょうが、今すぐ対応すべきこと以外に、何かやる(電話する)ことすらおっくうなわけです。

子供が泣いてスケジュールがズレれると今まで以上にイライラする。

 

結局私は何がしたかったのか。

 

確かにお金は必要ですが、稼ぎ続けられなければ、意味はありません。フリーランスの仕事では「ミスが出る」というのは、仕事を失う大きな原因です。仕事を失えば、稼ぎ続けることはできません。どういう状態の時にミスがでるのか・・・考えてみれば、いつもそれは、余裕の無い状態の時でした。

どのようにしたら、体力的にも精神的にも金銭的にも余裕をもてるのだろう?と考え、実行に移すのが今の課題です。少なくとも「子育てや家事を完璧に行いながら、顧客満足を得ながら、実労働で月収100万円超えするような動き方ではない」ことは分かりました。

 

そういう訳で、一度自分をリセットしたいと思い、このブログを始めました。こうやって自分の気持ちを文字にすることは、自分を見直す時間になります。

そして、フリーランスのメリットである「時間の調整しやすさ」をお客様や子供のためだけでなく、自分のためにも使ってみよう。お客さまや子供へ向けていた「丁寧」を自分に向けてみる練習もしてみたいと思っています。

大好きな美味しいものを食べたり、外を巡ったり、考えを整理したり、自分を整えたり、、、「丁寧」を自分にも分けてみたいんです。

 

どうか、今後の私がうまくいきますように。

そして、全てのママたちが気持ちよく生きられますように。