ガラス玉が欲しい人にダイヤモンドを売ろうとしていたことに気づいた。
「どうしたら、この仕事の価値が分かってもらえるだろう」「どうしたら、高条件で取引できるだろうか?」と常々考えてきました。
私の仕事の価値を分かってくれて、よい条件で取引してくださるお客様がいる中で、同じものを提供しているにも関わらず、「もっと安くして」と言う方もいるこの状況をなんとかしたいと思ったからです。
安くしてと言う方は、価値が分かってないから、安易に“安くして”と言うのだろうと考え、「請求額は、作業時間+技術を身につけために使ってきた時間+設備費用+提供するデザインへの価値」から成ることを伝えるようにしてきたつもりです。
このことについて10年くらい試行錯誤してきたのだけど、どうもうまく行かない・・・。
しかし、昨晩(ぼー・・・っと)漫画を読んでて腑に落ちるセリフがありました。
物の物価をよく勉強しろ。お前が持ち込んだ物は全て贅沢品だ。
どれくらいの値段で扱われているのか知らないと市場を混乱させることになる。
(漫画:本好きの下克上 5刊35ページ)
私が提供しているデザインは「贅沢品」にあたるのだと、ストンと認識+納得できたのです。なぜ、今までそういう風に考えられなかったのかが不思議でなりません。
例えば、イベント告知だったら、白い紙に黒い文字で、とりあえず読める文字サイズで、開催日時・場所・内容が書いてあれば、情報は伝わります。フォントも画像も汚くて、読みにくく、何を伝えたいかさっぱり分からないデザインであっても、それで満足で、若干色がついていれば(ちょっと写真が入っている等)御の字だと思っている人も多い。
そんな中、私が提供しているものは、機能面と美しさを兼ね備えたもので、細部まで創り込まれていて、最大限分かりやすく、且つ、美しく見せるために様々な工夫が施されています。
ガラス玉(消耗品)が欲しい人にダイヤモンド(贅沢品)を売ろうとしていたのだ、と気づいたんです。
どんなに価値あるものだと分かっていても、元々ほしいものがガラス玉なら、ガラス玉を買うだけの予算しかないし、ガラス玉が手に入れば満足なのだ、ということ。
相手はガラス玉がほしいけれど、私はガラス玉が嫌いでダイヤモンドしか売りたくない。
だから、ダイヤモンドをガラス玉と同額で売る・・・という、謎な状態になってしまっていたのだ、と腑に落ちたのです。
ガラス玉の価格でダイヤモンドが手に入れば、相手は満足でしょう。
今はガラス玉がほしいけれど、いつかダイヤモンドが欲しいと思った時に、私から買ってほしい・・・なんて、私自身も打算的な考えで「これは戦略」だと、納得しようとしている部分もありました。
けれど、今ガラス玉を必要としている人も、今後ダイヤモンドを買うなら、その時は専門店に行くことでしょう。
私がやってきたことは、市場を混乱させるだけでしかなかった。
今まで、特に力を入れて「営業」はしてこず、口コミや紹介などからお客様を得てきました。間口はいつも広かった。
しかし、私がやるべきなのは、単なる広い間口ではなく、ダイヤモンドを求めている人にとって利用しやすい間口を作ること。それが、私とお客様の双方が、気持ちよく取引できる方法だと、覚悟を決めました。
これからの方針について、光が見えてきたように思えた昨晩。
未来の自分が、この日のことを思い出せるように、書き留めます。
※ガラス玉が悪いという訳ではありません。限りある予算の中で、ダイヤモンドを一つ買うより、ガラス玉がたくさん必要ということも多々ありますので。
断れなかった仕事をついに断れた。
私は、フリーランスでグラフィックデザインの仕事をしています。
先日、ついに、断りにくい仕事を断ることができました。
通常私は、ランディングページデザインは、5万円前後、縦に長〜いボリュームのあるものなら、10万円〜20万円ほどで対応しています。
しかし、当たり前のように3万円で!という方がいらっしゃって、当たり前に言われすぎて・・・断るのも面倒くさいところもあり、断るタイミングを失っていた案件がありました。
先日新たなな依頼が入りましたが「御社から数回依頼を請け、作業ボリュームやスケジュール感を把握でき、これまでの内容ですと10万円前後、スケジュールは今迄の3倍ほどかかります。」とお伝えしました。
そもそも、私がこのお客様にだけ、この謎価格で請けていたことは、きちんとした支払とスケジュールを確保してくださっている他のお客様に対して失礼だったわけですし、この謎価格の仕事の対応で、取り逃がしていた好条件のお仕事もありました。
3万円なら3万円なりのデザインと対応をすればよいのかもしれませんが、手をぬいて、適当なデザインを提出することもできず、、、本当に費用に対して過ぎたデザインを提出していました。
作成中も、何のためにこの仕事をやっているのか、自問自動しながらストレスを抱えていましたし、こういう私の対応が“フリーランスが稼ぎにくいという悪循環”を作っている元凶でもあったのだから、本来の条件をきちんとお伝えできたことに、ほっとしているところです。
なんだか、断ったことに対して自身に言い訳するようなことばかり書いてしまいましたが、私自身、この対応は誇るべきだと信じて進みたいです。
クソ商品にデザインを提供するのは、もううんざり。
私は、フリーランスでグラフィックデザインの仕事をしています。
グラフィックデザインの仕事って何?としばしば質問されることがあります。
簡単に説明するなら「モノやコトを、視覚的な要素(写真・絵・文字・色など)を使って表現し、相手に伝える仕事」とでも言いましょうか。具体的には、チラシ・看板・冊子・WEBデザイン、商品パッケージなどで、多岐に渡ります。
発信したいモノやコトがあるけれど、視覚的に発信する技術を持たない人(企業)へ、デザインを提供するのが私の仕事です。
しかし、只今私、仕事で受けるイライラダメージでオーバーヒート中。
何年もの間、あまりに中身のないクソ商品やサービスにデザインを提供し続けてきたからなのではと思っているところです・・・。
本来、グラフィックデザインは、モノやコトを正しく伝えるための手段ですが、最近は、商品やサービス自体に価値がない(薄い)ので、価値を持たせる(底上げする)手段としてデザインが使われることが多い気がします。こういう仕事は、私に精神的なダメージをボディーブローのようにじわじわ与えます。
価値を上乗せするためのデザインが増えた原因に、2つ心当たりがあります。
ひとつめは、大企業系の商品(車・電化製品・家など)は、技術がほぼ均一化してきており、イメージやデザインで差異をつけるしか商品に違いを出しにくくなってきていること。
ふたつめは、ITが身近になったこと・印刷費が安価になってきたこと・起業へのハードルが下がってきたことなどから、誰もが商品やサービスの提供側になれるようになり、安直な販売行動が多いこと。
特に2つ目の原因からは、目に余ることが多くあります。
「他との差別化を計りたいので、デザインをお願いします」
・・・当たり前のように言う方が多いですが、そもそも他と差別化できる商品を作ったり、売ったりしてください。
仕入元が同じで、売る人が違う。売り方が違う。だから見た目も違うけれど、中身は同じが多すぎる。簡単に手に入れて、簡単に転売する商法が多すぎる。
「イメージ戦略に力をいれたい」
・・・いやいや、中身で勝負してください。
価値の薄い(あるいは無い)商品をデザインで着飾らせて、世に送り出す。そればっかりなんですよ。なんでもかんでもデザインで解決しようとしないでください。
作っている私もイライラしますが、一消費者としての私も、そいうい商品に囲まれていると思うと寒気がします。
「“伝え方(コピー・文章)”と“見せ方(デザイン)”を工夫して売り上げ増したい」
・・・確かに。魅力ある文章とデザインで商品を説明するのは、重要です。
本当に価値あるものでも、きちんと正しく伝えなければ価値は伝わらないし、適切に発信して、情報をきちんと受け取ってもらえなければ、無いものも同然。だから私みたいな職業があるのだと思っています。
でもね・・・クソ商品に無理矢理価値とかブランドとか付けて、詐欺ギリギリの線での、過大広告はやめてください。
最近はブランド化のために商品にストーリーを組み込ませて魅せるのが流行ってるけれど、本当に良い商品というのは、本当にそれ自体にストーリーがあるものなんです。変なコンサルが入って、それっぽいストーリーを作ったりしなくてもね。
昔からある安っぽい「貴方だけ商法」「限定商法」「地域一番商法」「予約が取れにくい店商法」も未だ不滅。どうして、商品自体で勝負しようするところがこんなにも少ないのか・・・。
そして、最近は、広告で使用する文章のチェックが消費者庁的に厳しくなっているので、それを補うためのデザインを求めるところも多い。例えば、美容系だと「効果有り」とは書けず、「効果が期待出来ます」とか「個人の主観です」とか、逃げのある文章表現になるわけだけれど、「効果あり」と見られたいがため、グラフィックデザイン(絵)で「効果あり」の表現を求めるということ。
だ〜か〜ら〜。そもそも、文章表現のチェックが厳しくなったのって、受け手にあらぬ期待をかけ、実効果との差異が問題になった(ある意味「詐欺」だった)からで、文字で書けない分、今度はグラフィックでなんとかしようというのは、どんだけせこいんですか?(そいうせこさが「賢い工夫」的に扱われてたりもする。)
さらには、クソ商品を扱うところはデザイン費を買い叩いてくる傾向有り・・・いやいやいやいや、あなたの扱うクソ商品にデザインで価値が付いて売り上げが上がったのだから、それって完全にデザインの価値ですよね。逆にもっと支払ってください。
まぁ、クソ商品を扱おうという心根ですから、安く手に入れて高く売ることが最重要なのでしょう。目的のために手段を選ばず。ある意味大切です。商品の価値やデザインがとやかくより、もっと大切なことがあるのでしょう。
胡散臭さを感じながら、胡散臭くないデザインを作る私。
只今、イライラダメージが溜まってオーバーヒート中デス。
【名古屋 浄心】イタリアン:オステリア オルカドーロ(Orca d'ro)
きちんとした素材。きちんとした味。きちんとした見た目。きちんとした接客。
オステリア オルカドーロは、浄心駅から南に数分。西区役所近くにあります。
区役所への用事で近くを通ると、イタリアン特有のニンニクとオリーブオイルの食欲をそそる香りが漂ってきます。何度目かの区役所への訪問時、香りに負けて初めて入店したのは、3年ほど前。上の子を妊娠し始めた頃でした。
野菜・魚・肉とも、素材を活かした味付けではありますが、レ・ザンジュさんと比較するとやや濃いめで、ちょっと甘め。レ・ザンジュさんが、素材が主役という感じなら、オルカドーロさんは調理が主役という感じです。
それほど量は多くないですが、食べた満足感があります。
1. 前菜4種盛り 2.鯖の薫製とネギのオイルパスタ 3.ランチセットに追加して注文した魚料理:真鯛の香草焼き
正統派オステリア。
私の味覚は、比較的若い頃よく通っていた、実家近くのお気に入りイタリアン マーノ・エ・マーノさんの味が、ベースになっていると思っています。マーノ・エ・マーノさんは、当然のように意外な食材を組み合わせたりして、それが魅力なのですが、苦手な人もいるかもしれません。
オルカドーロさんは、素材の組み合わせや調理法も正統派。こういうお店の味は、苦手な人は少ないんじゃないかな。接客もきちんとしていて、立地も良いので、複数人で訪れるのにお勧めなお店だなといつも思っています。(私はいつも一人で行きますが)
4. 外観 5.店内
・基本情報
店名: オステリア オルカドーロ
住所:愛知県名古屋市西区花の木2-17-9 浄心駅4番出口から徒歩3分・西区役所そば
電話番号:052-532-6262
営業時間:ランチ11:30~13:30(L.O) 14:30 ディナー17:30~22:00(L.O)
定休日:月曜
・メニュー
ランチ 1,000円:前菜+パスタ+パン
ディナー 要問い合わせ
※プラス料金で魚料理(+1,000円)・肉料理(+1,500円くらいだっかな?)・デザート(+300円)を注文できます。
※よいワインがあります。
お願い:食いしん坊のみなさま
名古屋で心から美味しいと思えるレストランをなかなか見つけることができません。お勧めのお店があれば教えてください。
月収100万円超えを子育てしながら実労働で稼ぐことが、いかに大変か。もうへとへと。
私は0歳と2歳の子供を育てながら、フリーランスでグラフィックデザインの仕事をしています。
元々我が家は、夫より私の方が収入が倍ほどありました。しかし、稼ぎ頭の私が妊娠・出産・子育て(保育園に入る前)で、収入が極端に減ったことで、我が家の家計は崩壊。貯金をこれでもかというほど切り崩しました。
次女が保育園に入ることを機に、貯金の穴埋めと、今後の展望のため、目一杯動こうと張り切っていたのは、半年前。
そして今、へとへとになった私がいます。
妊娠・出産・子育て・再妊娠・再出産やらで疲労困憊な身体。ここ数年、毎晩子供都合で3回ほど起こされ、慢性的な睡眠不足。
子供は体調を崩すたびに保育園を休み(=働けない)、保育園に行きたくないとダダをコネ、連れて行くのが遅くなったりするワケで、全ての物事がスケジュール通りにすすみません(これは地味にストレス)。
両親は遠くに住んでいるし、夫はそういう子供の問題のために、私の代わりに自分が仕事を犠牲にしてみようなど、考えたこともないでしょう。なぜなら、私がフリーランスで、時間を調整できると思っているから。
世の中では、母への理想(母になっても輝く女性・きちんとした母親・愛のある家庭・子供への躾と教育)・働く女性への理想(自立した女性・男女均等)が唱われています。それらはなんだかキラキラ輝いて見えます。
私自身、子育ては大変だけど自分を育てることに繋がる・子供の特性を見て伸ばすべきところ伸ばしたい・子供がいるからと甘んじず、社会人としてきちんとした対応をしたい・時間はないのではない作るものだ・自分自身をプロデュースする必要性があるなど理想が巡っていました。そして、私はそれらを全て実行しようとした。
でも、これ、ムリゲーだったんです。
子供が保育園に行っている間が私の働ける時間です。会社員でいう「残業」の時間は確保できません。子供が居なかったころは、睡眠時間を削るということもできましたが、現状すでに削られている状態ですから、睡眠時間を当てにする事もできません。
振り回されるスケジュールの中、確保できた少ない時間で、多くのことを達成をする必要がありました。丁寧な仕事が私の売りですから、削れる作業工程は削れるだけ削るけれど、品質は落とさない。
その結果、お客様に満足いただき、月収200万円に迫る収入を得る事ができました。子供への手作り料理や、密なコミュニケーション、特性に合わせた習い事へも通わせることもできました。
「やればできる!」そう思ったのもつかの間・・・。
仕事にミスが出るようになってきました。頭の中がぐちゃぐちゃなんです。
そして、家の中もぐちゃぐちゃになってしまいました。
家の中を裸足で歩けば足裏に埃がつき、洗うべき食器は溜まり、切れた電球はそのままで、洗濯物は洗うものも洗われたものも山となり、食事はコンビニに頼り、スケジュールは混乱し、病気になり、化粧をせずにぼろぼろの身なりで出かける。
これが月収100万円超えの生活・・・。ハウスキーピングを依頼してもよかったのでしょうが、今すぐ対応すべきこと以外に、何かやる(電話する)ことすらおっくうなわけです。
子供が泣いてスケジュールがズレれると今まで以上にイライラする。
結局私は何がしたかったのか。
確かにお金は必要ですが、稼ぎ続けられなければ、意味はありません。フリーランスの仕事では「ミスが出る」というのは、仕事を失う大きな原因です。仕事を失えば、稼ぎ続けることはできません。どういう状態の時にミスがでるのか・・・考えてみれば、いつもそれは、余裕の無い状態の時でした。
どのようにしたら、体力的にも精神的にも金銭的にも余裕をもてるのだろう?と考え、実行に移すのが今の課題です。少なくとも「子育てや家事を完璧に行いながら、顧客満足を得ながら、実労働で月収100万円超えするような動き方ではない」ことは分かりました。
そういう訳で、一度自分をリセットしたいと思い、このブログを始めました。こうやって自分の気持ちを文字にすることは、自分を見直す時間になります。
そして、フリーランスのメリットである「時間の調整しやすさ」をお客様や子供のためだけでなく、自分のためにも使ってみよう。お客さまや子供へ向けていた「丁寧」を自分に向けてみる練習もしてみたいと思っています。
大好きな美味しいものを食べたり、外を巡ったり、考えを整理したり、自分を整えたり、、、「丁寧」を自分にも分けてみたいんです。
どうか、今後の私がうまくいきますように。
そして、全てのママたちが気持ちよく生きられますように。
【名古屋 四間道・円頓寺】鉄板フレンチ ピヴォーテ (Pivote)
四間道の古民家風外観に惹かれて入店した、オシャレな鉄板フレンチ。
名古屋四間道・円頓寺付近で良いレストランは・・・と思いを巡らしたところ、数年前に小洒落た古民家風の建物群にレストランが複数入っている場所があったことを思い出しました。
本日2018年11日10日は、名古屋丸の内近くの円頓寺本町商店街で、この時期恒例のクラフトマルシェとパリ祭が同時開催されています。このイベント関連で昼過ぎに人に会う用事があるので、その前にお腹を満たせる場所を探していました。
イベントでは、たくさんの飲食店が出展されていますが、どうせコミコミで選ぶ間も食す場所も無いだろうと、露天飲食は出発前からあきらめていました。(実際にこの判断は正しかった)
直前でしたが、急いで予約電話をしたところ、1名ならOKとのことで、そわそわ出発しました。
1.入店のきっかけになった外観 2.入り口 3.内装
ピヴォーテの鉄板焼きは繊細。お肉は絶品。
きちんと下準備が施された素材に、適切に火を入れるような調理法で、繊細さを感じました。盛りつけがきちんとされていたため、そういう印象が強くなったのかもしれません。ただ・・・「私だったら、そのお皿にその料理をそのように盛らない」と思うところもあり、若干気になりましたが、あくまでこれは感性のはなし。良し悪しの問題ではありませんので、あしからず。
鉄板焼きといえば派手な演出で振る舞うお店もありますが、そういう感じではありませんでした。大人がしっぽり行くのに調度良さそうなお店です。
5. 前菜:北海道秋刀魚のパリパリ焼き。パリパリ感がいい感じ。けれど少量で、ちょっぴり残念。もっと食べたかったです。
6. 魚料理:白身魚のハーブ風味ホワイトソース。お魚も美味しかったですが、ソースが絶品!飲むようにソースをいただきました。
4. お肉料理:尾崎牛のいちぼ。「レアすぎないレア」という、わけの分からない注文に対応していただき、ありがとうございました。お肉はここ数年で最高のものでした。味付けに薫製醤油・わさび・薔薇塩を小鉢でいただき、味比べも楽しかった。魚料理を終えた時点では、この量で果たして満腹満足になるのか?という感じでしたが、お肉ですっかり満たされました。
ランチで5,400円は高いけど、鉄板フレンチのこの品質でこの価格なら安い。
元々私は「素材の味を大切にされた料理」が好きなので、鉄板料理はかなり好みです。ただし、ちょっぴりお高目なので、そうそう積極的には行けません。
こちらのお店のランチメニューは2,500円から。しかし、一番安い「本日の肉料理or魚料理ランチ(2,500円)」の本日のメインはハンバーグとのこと。せっかく鉄板焼きにきてハンバーグもなぁ・・・ということで「本日の鉄板おまかせコース(5,400円)」を注文。食前酒のビールを入れて6,000円ほど。
これをディナーでいただけば、倍以上するだろうので、ランチ様々です。
美味しい料理と良い食器、隠れ家風のちょっぴり非日常な雰囲気を楽しめて、この価格なら、いい感じかな。
7. 食前酒:サッポロビールが特別なレストランにのみ卸している最高級無濾過ビール「白穂乃香」。苦いビールが苦手になってきてしまったので、最近は日本のビールを敬遠しがちでしたが、飲んだ事がなかったので、注文。大変おいしい!おすすめです!見かけたら注文すべし。目の前のピカピカの鉄板から届く焼きたてお肉の香りだけで、ビールが進む進む!
8. アミューズ:ズワイガニのあんかけ。なめこも入っていて和風な感じ。これから魚やら肉やらが入る胃袋には程よかったですが、お料理自体にハッとするようなものは、残念ながら感じられず。
9. 最後に:普通のお茶と手作りアイス。
お会計の対応は、スタッフの方がされるのかと思いきや、大将自ら対応いただき、ちょっと驚きました。 恐らくこのお店は「大将がお客様と直接関わるスタンス」で、スタッフは本当に“補助”の立ち位置、なのかもしれません。
食べ終わった私は、すっかり満腹になり、満たされた状態で、クラフトマルシェとパリ祭という戦場へ向かったのでした。
・気になったこと
私は(ギリギリでしたが)予約した上で、コース料理を頼んだこともあり、お料理が優先的に配膳されてきたように思います。それに比べ、丼ものなど、価格帯が安いものを注文された方は比較的待たされていたように感じました。この店では、安い=気軽=短時間で済ませる、とはいかないようです。
食事中に何名か飛び込みのお客さまがいらっしゃいましたが、お断りしていたり、コース料理なら入店可と案内したりと、お店側の都合を大切にされていました。(自分のフリーランスという仕事に置き換えてみると、こういうスタンス、悪くないなと思って見てました)
また、大将とスタッフは、私に対してちょっとよそよそしい感じで、なんだか不安でしたが、恐らくあの感じだと、人柄的にシャイなのかな? あるいは、身なりやかもし出す雰囲気と注文しているもののギャップに困惑していたかもしれません。
とにもかくにも、このお店は【予約】して伺うことをお勧めします。
・基本情報
店名: 鉄板フレンチ ピヴォーテ (Pivote)
住所:愛知県名古屋市西区那古野1-22-9 円頓寺商店街裏・四間道
電話番号:050-5263-5626
営業時間:[平日・土・祝前]ディナー 17:30~00:00 (L.O.22:00) [火~土・祝前]ランチ 11:30~13:00 (L.O.13:00)
定休日:日曜・祝日
・メニュー
ランチ:2,500円〜
ディナー:要お問い合わせ
※コース以外のお料理はカード不可の場合があります。
※最高級無濾過ビール「白穂乃香」あります。その他、スパーリングワイン・ワインがあります。
お願い:食いしん坊のみなさま
名古屋で心から美味しいと思えるレストランをなかなか見つけることができません。お勧めのお店があれば教えてください。
【名古屋 大須】フレンチ:ブラッスリー レ・ザンジュ (Les Anges)
2018年11月9日、「ブラッスリーレ・ザンジュ(Les Anges)」が、金山から大須に移転オープン。
ラッスリーレ・ザンジュは、季節の野菜を中心に、素材を活かすことを大切にするフレンチレストランです。
前菜・スープ・お魚・お肉、どれも丁寧に作られていて、味付けも濃すぎず薄すぎず、本当に上手い具合に素材とマッチしていて、大変私好み。(逆に濃い味好きには物足りないかも)
1.今日はお肉な気分だったので、Bランチ(2,500円)を食べましたが、このレストランはお魚が美味しいです! 2.前菜:サーモンの薫製と野菜の前菜 3.カブのスープ 4.デザートとまめ茶
ここは、3年ほど前の妊婦のころ、通ってた病院の近くでたまたま見つけたお店で、診察の後はよく通ったものです。2018年9月にお店の入っていたビルの立て替えのため、お店は一旦閉店。そして本日移転オープンとなっています。
このブログを始めたきっかけである「人間らしい生活を取り戻す」ため、きちんとした美味しいものを求めていた時に、オープン情報を聞きつけ、やってきました。
店内は落ち着いた雰囲気で、50代・60代のお客さまを多くみかけます。10代・20代の方にとっては入りにくいお店かもしれません。しかしスタッフも気さくな温かみのある方々なので、ぜひ入ってみて「美味しい」を体感してほしいです。
さして美味しくないけれど、ちょっと小洒落た店でのプレートランチは1,500円ほどでしょうが、ここではコースで1,300円からいただけるのですから。
5.店舗入口。全店舗は完全に地下でしたが、今回は半地下で、これもまたいいかんじ。 2.野菜やフルーツを売っています。 3.4.店内の雰囲気
店内で新鮮で珍しい野菜とフルーツを購入できる
このお店の特徴は「素材を活かした料理」と「野菜とフルーツの販売」というレストランとしては一風変わったサービスがあること。お店で使っているものと同じものを、レジ前で購入できます。定番の野菜やフルーツだけでなく、スーパーには出回っていない珍しい新鮮野菜を入手できるのは、嬉しい限りです。
レストランでいただくお料理も、お持ち帰りの野菜やフルーツも、相当なサービス価格です。いつも嬉しいやら申し訳ないやらの気持ちになります。
本日もとても美味しくいただきました。
・基本情報
店名: ブラッスリー レ・ザンジュ (Les Anges)
住所:愛知県名古屋市中区大須2-22-6 カノン大須1F 大須観音2番出口からすぐ
電話番号:052-228-0139
営業時間:[月〜土] ランチ 11:00〜14:00 (LO13:15) ディナー 18:00〜21:00 (要予約)
定休日:日曜
・メニュー
ビストロランチ 1,300円:スープ+パン+お魚料理+デザート+飲み物
Aランチ 1,800円:オードブル+スープ+パン+お魚料理+デザート+飲み物
Cランチ 2,500円:オードブル+スープ+パン+お肉料理(フォアグラ付)+デザート+飲み物
フルコース 3,500円:オードブル+スープ+パン+お魚料理+お肉料理(フォアグラ付)+デザート+飲み物
ディナー 4,000円:おまかせフルコース
※ワインもあります。
お願い:食いしん坊のみなさま
名古屋で心から美味しいと思えるレストランをなかなか見つけることができません。お勧めのお店があれば教えてください。